ヨハクの本棚から④

 

今回は正確に言えばヨハクの本棚ではなく、自宅の本棚なのですが、

 

たまにはこういったものもいいかな〜と思いまして、書いてみる事にしました。

 

4回目にして早くも本筋からはずれる、私らしい展開です。

 

さて、本に関しても流行もの、話題ものには一定の距離を持って接するようにしています。

 

が、先日遂にある一冊を購入してしまいました。

 

事が起きたのは2週間前です。

 

お店からの帰り道、結構大型の書店に立ち寄りました。

 

用があった訳ではありません。いつもの、何かおもしろそうな本がないかパトロールです。

 

いつもちらりとだけ見て通り過ぎるレジ周りに、その日は夥しい量の平積みが。

 

本屋大賞第一位の決定を告げる、堂々とそしてでかでかとしたポスターの下に

 

その本は大量に並べられ、帯にまで「30万部突破! 本屋大賞第一位!!」の文字。

 

それを見て迷いもなく、そして易々と手に取っていく人・人・人。

 

流行ものを気負いなく手に取れる精神を疎ましく、そして少し羨ましく横目に見ながら

 

「ここで手に取るのは無粋!」と、よくわからない江戸っ子魂(神戸生まれですが)で

 

自分に踏ん切りを付け通り過ぎようとした、その時、コピーが目に飛び込みます。

 

《 辞書編集部を舞台に描く長編小説、三浦しをんの真骨頂 》→衝撃の余りうろ覚えです

 

…辞書編集部が舞台? ……辞書? ………そんな話だったの?

 

そうです。私は辞書が好き。そして今まさに私の中では、空前の辞書ブームが再来中!

 

ヨハクの本棚にも旺文社のカタカナ語辞典が常設され、自宅でも私の定位置から

 

常に手が届く場所にはテレビリモコンか旺文社の国語辞典小型版があるくらい。

 

ああ、こんな事なら帯が10万部突破!のときにもっと内容を調べればよかった。

 

ああ、連載されたのが CLASSY. だからって意地を張るんじゃなかった。ばかばかばかー

 

ああ、読みたい。でも、本屋大賞第一位。でもでも、直木賞や芥川賞よりいいのでは…

 

なんて事をぐるぐる考えながら、遠巻きに平積み周りを歩き回る事30分。

 

ついに私が動きます。

 

平積み周りにはポスターに魅せられ立ち読みする30代眼鏡サラリーマンが一人のみ、

 

店内整理の時間なのか、書店員は散らばりレジ周りは全体的に手薄、

 

レジカウンターでは一人が電話対応に勤しみ、もう一人はアルバイトのうら若い女性のみ。

 

今ならいける、さあ、勇気を出して、最短距離で!

 

…こう書くと「ま」から始まる悪い事をしたみたいですが、

 

要に「恥ずかしいので周りに人が居ない隙に買った」だけのハナシです。

 

ややこしく書いてすいません。

 

ともかく買いました。買ってしまいました。

 

でも、買ってから、早口で「カバー付けて下さいっ!!」って言ってから、気づきました。

 

近所のさびれた書店で帯なしを選べば、こんなに慌てる事なく買えたのに。ああ、疲れた…

 

ちなみに現在、2回目を読んでいます。

 

そしてもう長くなりすぎたので、感想の類いはやめておきます。

 

 

 

 

舟を編む   三浦 しをん著(光文社)